ヨーガ療法とは

  • ココロとカラダをつなぐ ヨーガ療法 (妙蓮寺教室)
  • 担当:㈳日本ヨーガ療法学会認定ヨーガ療法士 町田敦子(まちだあつこ)

    生活の質(QOL)を高める健康法
    ヨーガ療法は,伝統的なヨーガを科学的な研究をもとに,どなたでも行うことができるように改良された健康法です。年齢や性別,柔軟性やヨーガ経験の有無はもちろん関係ありません。疾患を持つ人でも,状態に合わせて,無理なく安全に行うことができます。ヨーガ療法の技法は,筋力と体力の維持・強化だけでなく,疲労回復,睡眠の質の改善,心の落ち着き,集中力の向上,ストレスの軽減などに効果があり,生活の質(QOL)を高める健康法として今,注目されています。

    カラダ・呼吸・ココロに働きかける4つの方法
    ヨーガ療法は,その日の体調や気分に合わせて,4つの技法(体操・呼吸法・リラクゼーション法・瞑想法)を組み合わせて,自分の持てる力の範囲内で,そして自分のペースで無理なく進めていきます。

    体操:呼吸に合わせて体を動かしていきます。簡単な動きのものから,自分の持てる力の分だけで押し合ったりする安全性の高いアイソメトリック(等尺)運動まで,様々な技法を用いて,体力と筋力の維持・強化,運動機能(バランス・柔軟性)の向上を目指します。椅子に座って行うこともできますので,体力に自信のない方でも安心して行えます。

    呼吸法:目的に合わせて,気分を活性化または鎮静化する呼吸法などを行い,自律神経のバランスを整え,感情のコントロールをしやすくします。

    リラクゼーション法:意識的にカラダの緊張をゆるめていきます。心の落ち着きや頭がスッキリするなどの効果があります。リラックスすることで,不安や抑うつ,疲労感や痛みが軽減したり,睡眠の質も改善します。

    瞑想法:「いまここ」に集中する瞑想や,日常生活を振り返る瞑想を行います。過去の記憶が整理され,自分への理解が深まり,集中力も高まります。

    「いまここ」のカラダや呼吸の感覚に意識を集中させる
    ヨーガ療法は,常にカラダや呼吸を意識しながら行います。最新の研究では,自分の内部の感覚に意識を集中させることで,脳の深部領域が活性化して,自律神経のバランスが安定し,コルチゾール(ストレスホルモン)の減少やGABA(神経の鎮静や血圧を下げる等の働きがあるアミノ酸の一種)が増加することが明らかにされています。自律神経やホルモンバランスが安定することで,心の落ち着きや睡眠の質の改善など,ストレスを軽減する効果が期待できます。また,自分を意識する習慣が身につくと,日常でも心身の変化に対する感覚が高まり,不調に早く気がついて対処したり,悪化を予防することができるようになります。
    忙しい日々の中で,自分の心身に対する感覚を忘れてしまいがちですが,ヨーガ療法を続けていくことで,自分の健康を管理する力が身についていきます。さらに,身体や呼吸だけでなく,感情や思考のクセに対する気づきも良くなり,自分を客観的にとらえる力も身についていきます。自分の感情や思考に振り回されにくくなるため,ストレスの多い場面でも落ち着いて対処できたり,人との調和がとれるようになり,人間関係も上手にコントロールできるようになっていきます。なんとなく体調がすぐれない,気持ちが落ち着かない,よく眠れないなど,心身の不調にお悩みの方は,ぜひ一度ご相談下さい。仕事や家庭,介護,人間関係などでストレスを抱えていらっしゃる方にも,ストレスマネージメントとして,おススメのクラスです。